ご高齢者様の食事の形態には、「常食」と「介護食」があります。ご高齢者様の状態に合った食事形態を選ぶことが重要で、飲み込む力や噛む力などが指標となります。「常食」と「介護食」とはどのように違うのか、2つの食事形態の特徴をご紹介します。
「介護食」は食事宅配サービスにお任せ!
そこでこの記事では、「ワタミの宅食」の提供するご高齢者様向けの食事宅配サービスのメリットと、「介護食」を選ぶときに注意したいポイントなどを解説します。
- 1【ご高齢者様の食事】「常食」と「介護食」の違いとは?
- 1-1「常食」とは(=普通食・通常食)
- 1-2「介護食」とは
- 2ご高齢者様の「介護食」で注意したい5つのポイント
- 2-1飲み込む力
- 2-2噛む力
- 2-3食事のバランス
- 2-4規則的な摂取
- 2-5調理方法
- 3ご高齢者様の「介護食」に「宅配弁当・惣菜」が最適な理由
- 3-1飲み込みやすい形状への配慮
- 3-2塩分・カロリー・品目数などのバランス
- 3-3飽きのこない豊富なメニュー
- 4ご高齢者様の食事「介護食」に「宅配サービス」を使うメリットは?
- 3-1レンジで温めるだけの簡単な調理方法
- 3-2「介護食」の形状が選べる
- 5冷凍室のスペースに不安があれば「常食タイプ」もおすすめ
- 6ご高齢者様の「介護食」の宅配弁当・惣菜も便利
【ご高齢者様の食事】「常食」と「介護食」の違いとは?
「常食」とは(=普通食・通常食)
「常食」とは、一般的に誰もが食べている食事のことです。ご高齢者様でも摂食機能や嚥下機能、消化吸収機能に問題のない人向けの食事形態です。主食はご飯・パン・麺類などで、主菜や副菜は普通の形状のままです。揚げ物をはじめ、繊維質のある食材も含まれます。※「ワタミの宅食」で提供する冷蔵のラインアップは常食にあたります。
▶ 冷蔵の「宅配弁当・惣菜」について詳しく見たい方はこちら
「介護食」とは
「介護食」とは、「常食」を食べやすいようにアレンジした食事です。
● きざみ食
● みじん食
● ミキサー食(ムース食)
など、ご高齢者様の状態に適した食事の形態になります。
飲み込む力が落ちたり、噛む力が弱くなったりすることで誤嚥や消化不良を起こすことがありますので、食べやすいように細かく切るなどの工夫を凝らして、食事を召し上がるご高齢者様の状態に合わせた食事の形態の総称が「介護食」です。
※「ワタミの宅食ダイレクト」で提供する冷凍のラインアップの一部には「介護食」がございます。
ご高齢者様の「介護食」で注意したい5つのポイント
ご高齢者様が「介護食」を召し上がるときには注意したいポイントがあります。どんなことに注意すべきなのか、5つのポイントをご紹介しましょう。
飲み込む力
年齢を重ねると、筋力の衰えによって噛む力だけではなく、飲み込む力も低下します。
1. 普通に飲み込める
2. 飲み込みづらい物がある
3. 水やお茶などが飲み込みづらいことがある
4. 水・お茶などの液体でむせる
嚥下障害はご高齢者様に多く見られるもので、誤嚥に関する知識が必要です。
個人的な差異はありますが、飲み込みづらさを感じているようであれば、食事形態の見直しのタイミングである可能性が高いでしょう。
噛む力
噛む力は次の4段階に分けられます。
1. かたい物や大きい物がやや食べづらい
2. かたい物や大きい物が食べづらい
3. 細かい・柔らかい状態なら食べられる
4. 固形物は食べにくい
噛む力には個人差があるため、見極めが非常に重要です。
食事のバランス
ご高齢者様の場合、買い物に行けない・調理ができない・面倒に感じてしまうなどという事情から、食事のバランスが崩れてしまうことがあります。
また自分自身で飲み込む力や噛む力の衰えを実感できず、合わない食事形態から体調を崩してしまうことも少なくありません。
規則的な摂取
株式会社日本能率協会総合研究所が行った『食生活と食意識に関する調査』では、ご高齢者様の不規則な食事に関する報告があります。
1日の食事回数は、家族と同居する高齢者は9割以上が「1日3食」であったが、ひとり暮らしの高齢者では「1日3食」の割合はやや低く、「1日2食以下」が約2割いた。また、食事時間についても、家族と同居する高齢の2-3割は「きちんと決めている」のに対し、ひとり暮らしの高齢者ではその割合は低い。
引用:60歳〜79歳の男女に聞く「食生活と食意識に関する調査」|株式会社日本能率協会総合研究所
この調査結果からは、特に一人暮らしのご高齢者様は規則的な食事がとれないことが多い実態が見えてきます。
規則的な食事の摂取は、健康的な食生活の第一歩のため、決められた時間に食べることができるような工夫が必要です。
調理方法
飲み込む力や噛む力に衰えが見えてきた場合は、調理方法に工夫が必要です。ミキサー・マッシャー・うらごし器・フードプロセッサーなどの調理器具を活用することで、調理をする人の負担を軽減し、食べやすい形状にすることができます。
また、焼く・炒めるという調理法よりも、蒸す・煮るなど水分を保つことができる調理法の方が食材のパサつきを防いで食べやすくなります。
ご高齢者様の「介護食」に「宅配弁当・惣菜」が最適な理由
「ワタミの宅食」は冷蔵と冷凍タイプで豊富なラインアップを揃えております。冷凍の「弁当・惣菜」を提供する「ワタミの宅食ダイレクト」では「常食」だけではなく「介護食」も用意があります。「ワタミの宅食ダイレクト」が特に「介護食」に最適な3つの特徴をご紹介しましょう。
飲み込みやすい形状への配慮
「ワタミの宅食ダイレクト」の「介護食」は、飲み込みやすい形状への配慮を行っています。
● 「やわらかおかず」:かたい物が食べにくいと感じる方向け
● 「ムース食」:「舌でつぶせる」に適合するかたさ
「やわらかおかず」は、見た目は常食のままですが、よりやわらかく、口の中でまとまりやすく仕上げています。「ムース食」は飲み込みやすさを第一に考え、食事を介助する場合も食べさせやすい形状です。
塩分・カロリー・品目数などのバランス
「ワタミの宅食」では、冷蔵・冷凍の「お弁当・お惣菜」いずれも管理栄養士が設計したバランスのとれた献立をお届けしています。「常食」だけではなく、「介護食」でも塩分・カロリー・品目数に配慮したメニューを設計していますので、安心して召し上がっていただけます。
飽きのこない豊富なメニュー
「ワタミの宅食ダイレクト」の「介護食」は、メニューを豊富に取り揃えていることが特徴です。毎日食べても飽きがこないよう工夫された和・洋・中のメニューがバラエティー豊かに揃っています。
「やわらかおかず」・「ムース食」ともに、1セット7食入りで7通りのメニューが楽しめ、主菜だけではなく、副菜にもさまざまな食材が取り入れられています。冷凍でお届けするので冷凍庫で保存が可能。ライフスタイルに合わせたタイミングで食事を楽しむことができます。
ご高齢者様の食事「介護食」に
「宅配サービス」を使うメリットは?
「ワタミの宅食ダイレクト」の「介護食」を利用することは、ご高齢者様の食生活に大きなメリットがあります。ぜひ知っていただきたいメリットを2つご紹介しましょう。
レンジで温めるだけの簡単な調理方法
「ワタミの宅食ダイレクト」の「介護食」は冷凍タイプです。冷凍庫で保存できるのはもちろんのこと、召し上がるタイミングで電子レンジで温めるだけでOKという手軽さが大きなメリットです。
火を使うこともないので食事の支度が面倒、調理が苦手という方でも、簡単・安全な調理方法でバランスのとれた食事をとることができます。
「介護食」の形状が選べる
「ワタミの宅食ダイレクト」の「介護食」には「やわらかおかず」と「ムース食」の2種類があります。
「常食」では少々飲み込みづらい・噛む力が弱くかたい物が食べにくいという方は「やわらかおかず」を、飲み込みに不安のある方は「ムース食」をおすすめします。
ご家族が介護をされている場合も、ご高齢者様の食事形態には気を使うものです。
「介護食」の形状を選べ、豊富なメニューが取り揃えられていることは大きなメリットといえるでしょう。
冷凍室のスペースに不安があれば「常食タイプ」もおすすめ
冷凍室のスペースには注意が必要です。1度に数回分のお食事をお届けしますので、もし冷凍室が小さい、空きのスペースが少ないご家庭であれば常食タイプの冷蔵ラインアップという選択肢もございます。
▶ 冷蔵の「宅配弁当・惣菜」について詳しく見たい方はこちら
ご高齢者様の「介護食」の宅配弁当・惣菜も便利
年齢を重ねていく中で、飲み込む力や噛む力に不安を感じる人は多くいらっしゃいます。
「ワタミの宅食ダイレクト」の「介護食」は2種類の形状と、和・洋・中のバラエティー豊かなメニューのラインアップで、飽きがこないように工夫されています。
また飲み込みや、噛む力には不安が無い方であれば「ワタミの宅食」の冷蔵ラインアップもご検討候補になります。担当の「まごころスタッフ」が、決まった時間帯にご自宅にお伺いし、手渡しを基本にお届けします。
ご高齢者様の充実した食生活のために、ぜひ「ワタミの宅食ダイレクト」「ワタミの宅食」を検討してみてください。
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